wp_sprintf()


WordPressのwp_sprintf()関数は、フォーマットされた文字列を生成するために使用されます。この関数は、PHPのsprintf()関数と似ていますが、WordPressの多言語対応やセキュリティ対策が施されています。

構文

wp_sprintf( string $format, mixed $args );

引数の説明:

  • $format(string) — フォーマット文字列を指定します。プレースホルダーを含むことができます。
  • $args(mixed) — フォーマット文字列内のプレースホルダーに挿入される値。複数の値を指定できます。

例1: 基本的な文字列フォーマット

この例では、wp_sprintf()を使用して、簡単な文字列をフォーマットします。

echo wp_sprintf( 'こんにちは、%sさん!', '太郎' );

例2: 複数のプレースホルダーを使用

複数のプレースホルダーを使用して、文字列をフォーマットします。

echo wp_sprintf( '%sは%d歳です。', '花子', 25 );

例3: 数値のフォーマット

数値をフォーマットして、特定の形式で表示します。

echo wp_sprintf( '合計金額は%.2f円です。', 1234.567 );

例4: 配列を使用したフォーマット

配列を使用して、複数の値をフォーマットします。

echo wp_sprintf( '名前: %s, 年齢: %d', array( '次郎', 30 ) );

例5: 日付のフォーマット

日付をフォーマットして表示します。

echo wp_sprintf( '今日は%04d年%02d月%02d日です。', 2023, 10, 5 );

例6: パーセンテージの表示

パーセンテージをフォーマットして表示します。

echo wp_sprintf( '進捗率は%d%%です。', 75 );

例7: ゼロパディング

数値にゼロパディングを適用します。

echo wp_sprintf( '商品番号: %04d', 42 );

例8: 複数の引数を使用

複数の引数を使用して、複雑な文字列をフォーマットします。

echo wp_sprintf( '%sは%d歳で、%sに住んでいます。', '健太', 28, '東京' );

注意点

  • wp_sprintf()は、PHPのsprintf()と同様に動作しますが、WordPressの多言語対応やセキュリティ対策が施されています。
  • フォーマット文字列内のプレースホルダーと引数の数が一致しない場合、予期しない結果が発生する可能性があります。
  • フォーマット文字列に不正なプレースホルダーが含まれている場合、エラーが発生する可能性があります。

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