wp_get_current_user()


WordPressのwp_get_current_user()関数は、現在ログインしているユーザーの情報を取得するために使用されます。この関数は、ユーザーオブジェクトを返し、ユーザーのID、ログイン名、表示名、メールアドレスなどの情報にアクセスできます。

構文

wp_get_current_user();
  • WP_Userオブジェクト — 現在ログインしているユーザーの情報を含むオブジェクトを返します。

例1: 現在のユーザーの表示名を取得

この例では、現在ログインしているユーザーの表示名を取得して表示します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo 'こんにちは、' . esc_html($current_user->display_name) . 'さん!'; ?>

例2: 現在のユーザーのメールアドレスを取得

この例では、現在ログインしているユーザーのメールアドレスを取得して表示します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo 'あなたのメールアドレスは: ' . esc_html($current_user->user_email); ?>

例3: 現在のユーザーが管理者かどうかを確認

この例では、現在ログインしているユーザーが管理者かどうかを確認します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); if (in_array('administrator', $current_user->roles)) { echo 'あなたは管理者です。'; } else { echo 'あなたは管理者ではありません。'; } ?>

例4: 現在のユーザーのIDを取得

この例では、現在ログインしているユーザーのIDを取得します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo 'あなたのユーザーIDは: ' . esc_html($current_user->ID); ?>

例5: 現在のユーザーのログイン名を取得

この例では、現在ログインしているユーザーのログイン名を取得します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo 'あなたのログイン名は: ' . esc_html($current_user->user_login); ?>

例6: 現在のユーザーの権限を確認

この例では、現在ログインしているユーザーの権限を確認します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); if (current_user_can('edit_posts')) { echo 'あなたは投稿を編集する権限があります。'; } else { echo 'あなたは投稿を編集する権限がありません。'; } ?>

例7: 現在のユーザーのプロフィールURLを取得

この例では、現在ログインしているユーザーのプロフィールURLを取得します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo 'あなたのプロフィールURLは: ' . esc_url(get_author_posts_url($current_user->ID)); ?>

例8: 現在のユーザーのアバターを表示

この例では、現在ログインしているユーザーのアバターを表示します。

<?php $current_user = wp_get_current_user(); echo get_avatar($current_user->ID); ?>

注意点:

  • wp_get_current_user()関数は、ユーザーがログインしている場合にのみ有効です。ログインしていないユーザーに対して使用すると、デフォルトのユーザーオブジェクトが返されます。
  • ユーザー情報を表示する際は、esc_html()esc_url()などのエスケープ関数を使用して、セキュリティを確保してください。

関連機能: