wp_clean_update_cache()


WordPressの関数wp_clean_update_cache()は、キャッシュをクリアするために使用されます。この関数は、特定のオブジェクトが更新されたときに、そのオブジェクトのキャッシュをクリーンアップするために利用されます。主に、オブジェクトキャッシュや更新されたオブジェクトを最新の状態に保つために使用されます。

構文

wp_clean_update_cache( string $type, int $id );

引数の説明

  • $type (string) — 更新対象のオブジェクトタイプ。例えば、’post’、’user’など。
  • $id (int) — 更新対象オブジェクトのID。

例1: 投稿オブジェクトのキャッシュをクリア

このコードは、特定の投稿のキャッシュをクリアします。

wp_clean_update_cache( 'post', 123 );

例2: ユーザーオブジェクトのキャッシュをクリア

次のコードは、特定のユーザーのキャッシュをクリアします。

wp_clean_update_cache( 'user', 45 );

例3: 複数のキャッシュクリア処理

複数のキャッシュを一度にクリアする場合の例です。

wp_clean_update_cache( 'post', 123 );
wp_clean_update_cache( 'user', 45 );
wp_clean_update_cache( 'comment', 789 );

例4: 投稿更新後にキャッシュをクリア

投稿を更新した後、そのキャッシュをクリアする方法です。

$post_id = wp_update_post( array( 'ID' => 123, 'post_title' => '新しいタイトル' ) );
wp_clean_update_cache( 'post', $post_id );

例5: ユーザー情報を更新後にキャッシュをクリア

ユーザー情報を更新した後、ユーザーキャッシュをクリアする方法です。

$user_id = wp_update_user( array( 'ID' => 45, 'user_email' => 'newemail@example.com' ) );
wp_clean_update_cache( 'user', $user_id );

注意事項

この関数は、オブジェクトキャッシュが有効でない場合には効果を発揮しません。キャッシュが有効でない場合、手動でキャッシュを管理する必要があります。


関連機能: