wp_cache_set_last_changed()


WordPressのwp_cache_set_last_changed()関数は、キャッシュのバージョン管理に使用される関数です。この関数は、キャッシュの一意性を保つために、キャッシュグループの最後に変更があったタイミングを記録します。

構文

wp_cache_set_last_changed( string $group );
  • $group(string) — キャッシュグループの名前を指定します。このグループに関連するキャッシュの一意性を管理します。

例1: キャッシュグループの最終変更時刻を設定

この例では、my_custom_groupというキャッシュグループの最終変更時刻を設定します。

wp_cache_set_last_changed('my_custom_group');

例2: キャッシュキーの生成

キャッシュキーを生成する際に、wp_cache_set_last_changed()を使用して一意のキーを作成します。

$cache_key = 'my_data_' . wp_cache_get_last_changed('my_custom_group');

例3: キャッシュの無効化

キャッシュグループの最終変更時刻を更新することで、関連するキャッシュを無効化します。

wp_cache_set_last_changed('my_custom_group'); $cached_data = wp_cache_get('my_data_key', 'my_custom_group');

例4: 複数のキャッシュグループを管理

複数のキャッシュグループに対して、それぞれの最終変更時刻を設定します。

wp_cache_set_last_changed('group1'); wp_cache_set_last_changed('group2');

例5: キャッシュのバージョン管理

キャッシュのバージョン管理を行うために、キャッシュグループの最終変更時刻を利用します。

$cache_version = wp_cache_get_last_changed('my_custom_group'); $cache_key = 'my_data_' . $cache_version;

例6: キャッシュのクリア

キャッシュグループの最終変更時刻を更新して、キャッシュをクリアします。

wp_cache_set_last_changed('my_custom_group'); wp_cache_delete('my_data_key', 'my_custom_group');

例7: キャッシュの有効期限を設定

キャッシュの有効期限を設定するために、キャッシュグループの最終変更時刻を利用します。

wp_cache_set_last_changed('my_custom_group'); $cache_key = 'my_data_' . wp_cache_get_last_changed('my_custom_group'); wp_cache_set($cache_key, $data, 'my_custom_group', 3600);

注意点

  • キャッシュグループの名前は一意である必要があります。重複すると、意図しないキャッシュの上書きが発生する可能性があります。
  • キャッシュの最終変更時刻を頻繁に更新すると、キャッシュの効果が薄れる可能性があります。適切なタイミングで使用してください。

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