nocache_headers()


WordPress関数nocache_headers()は、ページキャッシュを防ぐためのHTTPヘッダーを設定するために使用されます。これにより、サーバーやブラウザのキャッシュが有効になっている場合でも、常に最新のコンテンツを表示できます。

シンタックス

nocache_headers();

以下にnocache_headers()の具体的な使用例を示します。

例1: ページロード時にキャッシュを無効化

特定のページテンプレートでキャッシュを無効化します。

<?php
add_action( 'template_redirect', function() {
    if ( is_page_template( 'custom-template.php' ) ) {
        nocache_headers();
    }
} );
?>

例2: 管理画面の特定のページでキャッシュを無効化

管理画面の設定ページでのみキャッシュを無効化します。

<?php
add_action( 'admin_init', function() {
    if ( isset( $_GET['page'] ) && $_GET['page'] === 'custom-settings' ) {
        nocache_headers();
    }
} );
?>

例3: JSON APIリクエストでキャッシュを無効化

REST APIエンドポイントのリクエストでキャッシュを防止します。

<?php
add_action( 'rest_api_init', function() {
    nocache_headers();
} );
?>

例4: フォーム送信後のキャッシュを無効化

フォーム送信後のリダイレクト時にキャッシュを無効化します。

<?php
add_action( 'init', function() {
    if ( ! empty( $_POST['custom_form_submit'] ) ) {
        nocache_headers();
    }
} );
?>

例5: 独自の条件でキャッシュを無効化

特定の条件に基づいてキャッシュを無効化します。

<?php
add_action( 'init', function() {
    if ( isset( $_GET['nocache'] ) && $_GET['nocache'] === '1' ) {
        nocache_headers();
    }
} );
?>

注意事項:

  • nocache_headers()は特定の条件でのみ使用することを推奨します。乱用するとパフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  • キャッシュを完全に無効化する場合、ブラウザやサーバーキャッシュ設定も確認してください。

関連機能: